お問い合わせについて

スタッフのブログ

事務局の勇です。

台風19号により被災された皆様、ご関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
一日も早く復旧がなされますようお祈りいたします。

さて、今回は「お問い合わせ」についてのお詫びとご案内です。

フォームからお問い合わせをいただいた際、通常は2~3日以内にお返事をお送りしているのですが、こちらからの返信が事情により届かない場合があるようです。

もし届かない場合は、再度、お問い合わせフォームから返信がない旨とお電話番号を記入していただければ、折り返しご連絡するように致します。もちろん、直接お電話いただいても構いません。

お手数をおかけして申し訳ありませんが、お問い合わせの回答が届かない場合には、よろしくお願い致します。

また、お問い合わせでよく寄せられるご質問に対する回答例を以下、ご案内していきます。

  • 1番多く寄せられるは『再生医療を受けられますか』というもの

回答としては

当院の再生医療は以下が条件となります。

①対象疾患であること(脳梗塞、脊髄損傷、変形性膝関節症)

②年齢が20歳~79歳まで(脊髄損傷のみ年齢制限はありません)

③感染症(HIV、C型、B型肝炎、梅毒など)がないこと

④がんの既往がないこと

⑤ペニシリンアレルギーやアナフィラキシー様症状などの既往がないこと

⑥ほかに重篤な疾患がないこと

上記に問題がなければ、受傷日にかかわらず、適応となりますが、効果については保証できるものではありません。

まずは、主治医の先生から当院の再生医療担当医師あてに「診療情報提供書」とMRIのデータをお送りいただくようお願い致します。担当医師が治療の可否判断した上でお返事します。

その上で③④の検査により、異常がなければ再生医療を実施することになります。

 

  • 2番目に多いのは『どのくらいの入院期間が必要か』というものです。

当院の再生医療を受けることに同意、条件にクリアされると、脂肪採取術を受けていただくこととなります。

基本的なスケジュールとしては

①脂肪採取術目的で2泊3日程度の入院

1日目は手術前の検査、2日目に脂肪採取術、3日目に退院というのが望ましいです。

手術後の抜糸については、当院で創部を確認して実施するのが望ましいのですが、遠方から

来院される場合などは、近医の病院で抜糸を受けていただいても構いません。

その後、採取した脂肪から幹細胞を分離して、培養するのに4~6週間かかります。

②細胞投与とリハビリテーション目的で3週間ほど入院

再生医療に適した細胞数が確保できましたら幹細胞投与となります。

事前に検査やリハビリテーションの評価を実施した上で細胞投与を行います。脳梗塞と脊髄損傷は静脈投与(点滴)、変形性膝関節症は関節内投与となります。

投与後、3週間のリハビリテーションをお勧めしています。

但し、①で一旦、地元に戻られて②で再度、釧路に来られるのが厳しいという患者さんの場合、担当医師の判断により、①、②が終了するまで、継続しての入院となる場合があります。

その間、リハビリテーションを受けていただくことになります。

 

繰り返しになりますが、効果については保証できるものではありません。発症(受傷)してからの日数が短い場合でも発症部位や損傷の程度によっては効果がないケースもありますので、よくお考えになって、治療を受けられることをおすすめしています。