対象となる疾患

釧路孝仁会記念病院では一般的な治療法では限界のある疾患に対し、新しい治療の可能性として患者様ご自身の幹細胞をつかった再生医療を提案いたします。


脳梗塞(後遺症)

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脳梗塞は脳の血管が詰まることで発症します。急性期の治療が終了した後に運動機能などを回復させるためには、現在の一般的な治療法はリハビリテーションのみです。

治療は、脂肪由来幹細胞治療で行われます。

第二種再生医療等提供計画受理済

変形性膝関節症

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関節のクッションである軟骨が、加齢や筋肉量の低下などによりすり減って、痛みを生じる病気です。膝関節の骨と骨との間のすき間がせまくなって内側の骨があらわになり、骨のへりにトゲのような突起物ができたり、骨が変形したりします。

治療は、脂肪由来幹細胞治療またはADRCs治療で行われます。

第二種再生医療等提供計画受理済

脊髄損傷の後遺症

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脊髄損傷は交通事故や転倒、転落などの外傷性(圧迫)の原因により発症する場合が多いですが、脊髄血管障害や脊柱管の骨軟骨疾患にともなっても発症することがあります。
現在、一般的な後遺症に対する治療はリハビリテーションのみです。

治療は、脂肪由来幹細胞治療またはADRCs治療で行われます。

第二種再生医療等提供計画受理済

重症下肢虚血

閉塞性動脈硬化症やバージャー病などの末梢閉塞性動脈疾患により血流が不足し、酸素が不足することが原因でしびれや痛み、潰瘍が発生し、ひどい場合は壊死する疾患です。いったん潰瘍ができると一般には治りが悪くなり、感染しやすく、治療が難しくなります。重症化すると疼痛・潰瘍・感染管理のために虚血肢の切断が回避できず、その後のQOL が低下すると言われています。

治療はADRCs治療で行われます。

第二種再生医療等提供計画受理済

慢性疼痛

慢性疼痛は、数カ月から数年にわたって痛みが続いたり、再発を繰り返したりする痛みで、その痛みが広範囲で原因がはっきりしないのが特徴です。 慢性疼痛を引き起こす病気は、筋骨格系やリウマチ疾患、線維筋痛症など、多種多様です。 また、けがが神経線維や神経細胞を感作(“痛み刺激”に対する反応が敏感になること)する場合、たとえ軽いけがでも原因になることがあります。

治療はADRCs治療で行われます。

第二種再生医療等提供計画受理済

皮膚治療

美容形成近年の研究により、ADRCsには抗炎症作用、血管新生作用を有することが解明されてきており、美容形成に効果が期待できるものと考えられています。また、患者様ご本人から採取する細胞のため、倫理的な問題がない、免疫拒絶反応がない、感染症等の問題が少ないという点で大変安心です。

治療はADRCs治療で行われます。

第三種再生医療等提供計画受理済

豊胸術 

従来行われている豊胸術には、脂肪注入法やヒアルロン酸(Sub-Q)注入法、人工のバッグを入れるバッグプロテーゼ挿入法などがありますが「ADRCsを用いた豊胸術」では、自分の脂肪から取り出した幹細胞を濃縮し脂肪とともに再注入していきます。

移植された幹細胞は新しい脂肪組織に分化したり、血管内皮細胞に分化したりするため、通常の脂肪注入法と比べて、脂肪の生着率(定着する割合)が極めて高く、持続期間が長いことが特徴です。また自分の脂肪組織を使用するため、異物反応などの心配がない、より安全な施術といえます。

治療はADRCs治療で行われます。

第三種再生医療等提供計画受理済