当院の再生医療について(札幌医大との違い)

スタッフのブログ

こんにちは。事務局の勇です。

さて、5月4日土曜日、「寝たきりからの復活 ~密着!驚異の「再生医療」というタイトルで札幌医科大学(以下、札幌医大)のステミラック注による脊髄損傷治療がNHKスペシャルで紹介されました。

2名の患者さんの目覚ましい回復ぶりにこれまで、これと言った治療方法のなかった脊髄損傷の回復に希望を見出すことができたのではないかと思います。

番組終了後から当院にもたくさんのお問い合わせが届いています。当院でも札幌医科大学と同様に間葉系幹細胞を用いた治療を実施していますが、幹細胞の種類や適応基準、治療方法など、全く同じというわけではありません。

ここでは、よくご質問を受ける内容や、札幌医大の治療と当院の再生医療で違いについてご紹介していきます。

①年齢制限・受傷からの期間について

札幌医大では、受傷から2週間以内に転院、30日以内に細胞投与出来る方と期間に

制限を設けていますが、当院では特に受傷してからの期間に制限はありません。

ただ、受傷してから日数が経てば経つほど、治療効果は低くなると考えておいていただ

いた方がよいと思われます。

脊髄損傷については年齢制限を設けていませんが、脳梗塞、変形性膝関節症については

20~79歳までとしています。

②治療に使用する幹細胞について

当院は脂肪から採取した間葉系幹細胞、札幌医大では骨髄から採取した間葉系幹

細胞を使用しています。同じ間葉系幹細胞なので、同様の働きを持つとは言われています

が、違いについてははっきりした答えが出ていません。(当方で知り得る範囲では)

③投与回数について

札幌医大では幹細胞の投与は1回ですが、当院では複数回、投与することもあります。

複数回の実施は担当医が判断して行います。1回の投与で効果が出る方もいらっしゃいますし、単純に複数回投与することで、その分、治療効果が高まるとは断言できません。

④料金について

札幌医大の「ステミラック注」による治療では、この度、保険が適用されることとなっておりますが、当院は自由診療で行っておりますので、治療に最低でも250万円かかります。他に入院費やリハビリテーションの費用がかかります。

 

ご希望の方はまず、お気軽にお問い合わせください(お問い合わせフォームはこちら)。