COVID-19に対する再生医療の動向

スタッフのブログ

皆さん、こんにちは。培養士の山田です。
今年は明日からゴールデンウィーク改め「ステイホーム週間」が始まります。
私は普段から家で過ごすことが得意なのですが、この連休は普段できないことに挑戦してみようと思い、簡単にできることではありませんが、出られないことを生かしてプチ断食などしてみようかなと考えています。

話は変わりますが、最近はCOVID-19と再生医療に関連したニュースが少しずつ出て来るようになりました。

株式会社ヘリオスでは以前から日本国内にて骨髄由来幹細胞再生医薬品 HLCM051 を用いて、脳梗塞急性期及び急性呼吸窮迫症候群(ARDS)を対象とした治験を実施していましたが、今月からCOVID-19 由来の肺炎を原因疾患とする ARDS 患者に対しても安全性評価を行う試験が組み入れられることになりました。
テラ株式会社とCENEGENICS JAPAN 株式会社との間では、COVID-19 肺炎に対する臍帯血由来間葉系幹細胞を用いた治療法の開発に関する共同研究契約を締結し、COVID-19に有効な新薬の開発に係る事業を新たに開始することになったそうです。こちらはメキシコ国内の医療機関において、MSCs を新型コロナウィルスの感染者に投与し、その臨床試験データを収集し、それを基に新型コロナウィルス感染症の治療薬を開発するそうです。

4月28日には国際細胞治療研究会なども発足されるとのことで、今後COVID-19に対し再生医療がどのような働きが出来るのか注目していきたいと思います。