平成30年北海道胆振東部地震で大きな被害を受けられた皆様にお見舞い申し上げます

まず、この度の地震で特に甚大な被害を受けた地域の皆様に、心よりお見舞い申し上げますと共に、一日も早い復旧をお祈りいたします。

地震のあった9月6日午前3時7分、私は釧路の自宅で睡眠中でしたが比較的大きな揺れに気が付きました。これまでの経験から、おそらく震度としては3-4程度と判断して(震度5以上の場合には、すぐに病院へ行くことになっています)そのまま寝てしまいました。少し経ってから、常時稼働させている空気清浄機が動いていないことに気づき、慌てて配電盤等をチェックしましたがブレーカーが落ちている様子はなく、停電していることに気づきました。少し明るくなり始めたので、急いで準備をして5時前くらいに病院へ辿り着き、既に出勤していた培養士のリーダー杉本と、幹細胞の維持に影響するような機器が非常電源設備に切り替わっていることを確認して、一安心。その後、ラジオ等を通じて徐々に情報が入ってきはじめ、震度6強(その時点では)の地震で、その影響で全道で停電が続いていることや、すぐには電源が復旧しない可能性があることなどが分かってきました。

病院では、非常用電源で最低限の機能を復旧させ、当日はその中で可能な範囲で外来および救急入院の対応を行うと共に、今後停電が長引くことも想定されたため、入院されている患者様への今後の食料の確保等の対策が進められました。

幸いなことに病院には優先的に電力を融通して頂けたこともあって、9月6日の23時台には電力が回復しました。培養士には当日行う予定であった幹細胞の継代作業を電気が復旧した23時~4時頃まで対応してもらったこともあって、奇跡的に患者様の幹細胞の培養に関しては全く被害がなく、スケジュールの遅延等も無い状況にすることができました。不眠不休で対応にあたられた、北海道電力の皆さまには心より感謝申し上げます。

9月7日には、電気が戻ってもすぐには使用できない医療機器等を除き、概ね通常どおりに病院を稼働させることができました。

その後は多くのメディアで報道されているように、北海道全域が概ね停電から復旧するまでに丸2日近く要したのですが、その影響は正直なところ想定外でした。ガソリンスタンドが営業できなかったことで物流が止まったり、各種工場等が稼働できなかったり、牛乳に代表されるように冷蔵・冷凍の保存ができなかったことから、多くの食料品を廃棄せざるを得なかったり、地震から4日目を迎えた9月10日(月)本日でも、7時頃に近くのコンビニエンスストアを覗いてきましたが、パンが10個程度、おにぎり等は20個程度陳列はされていて徐々に回復はしているもののもう少し食料品等は品薄な状況が続くかなといった状況です。ガソリンスタンドは、週末には(自分も含め)給油待ちの長蛇の列を街の至る所で見ましたが、電力の復旧に伴って営業を再開するガソリンスタンドが増えたこともあって、落ち着きを取り戻しつつあるようです。

政府は北海道の電力需給が未だ十分ではないことから、企業活動が活発になる8:30-20:30の時間をコアに、20%の節電を呼び掛けています。私も今朝は、冷蔵庫以外は色々なところのコンセントを抜いてきました。これで20%節電ができているとは思えませんが、一人ひとりができることをするしかないと思います。病院でも朝一で節電の連絡が全部署へ回っていました。道民の皆さん、節電ができる程度に復旧されている方々は計画停電をさけるためにも、是非協力して節電がんばりましょう。

元通りになるのにどのくらいの時間を要するかはまだ定かではありませんが、徐々に復旧しつつあるのは間違いありません。北海道以外の地域にお住まいの方々は、北海道への観光等は自粛せず、もう少しおちついたら是非北海道へ遊びに来てください。そしていつものように美しい自然を見て、美味しいものを食べて、お土産を沢山買って頂き北海道の復旧を助けて頂ければ幸いです。

再生医療室、白水郁也

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