第4回認定再生医療等委員会教育研修会に参加しました

事務局の勇です。

今年1回目のブログになります。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、1月10日(日)に第4回認定再生医療等委員会教育研修会が行われました。

この研修会は認定再生医療等委員会(以下、委員会)審査の質的向上を目的として2017年から開催されているものです。委員会では、新たに再生医療を実施する機関の提供計画の審査はもちろん、受理された後も毎年、提供計画に従って実施されているものかを審査する重要な役目を担っているため教育研修会は、委員や事務局にとっても有意義なものとなっています。

今回はコロナ禍でもあり、全面的にオンラインでの開催となりました。13:00からスタートして、3講演とパネルディスカッションがあり、終了したのは17時前と運営スタッフや講師の皆さんの熱意が伝わってきました。

その中から一部、ご紹介しますと

講演2の東京医科歯科大学の森尾先生による「治療として行うがん免疫療法:その現状と認定再生医療等委員会審査における課題」では、実際の審査の事例により、否となった例が挙げられ、改善点が示されました。当院では現在、がん免疫療法を行っておりませんが、このご講演は当委員会で審査を実施する上ではもちろん、当院で提供している再生医療の提供計画の内容を見直す点でとても参考になりました。

大阪大学の岡田先生による講演3「再生医療に関する法規制と研究・治療の傾向」では、定期報告の内容についての示唆がありました。当院でも報告の際、安全性については、提供計画に則り実施することや血液検査、生理検査等で患者に有害事象が起こっていないかを確認しております。また、有効性、妥当性についてはMRIや生理検査(SEPなど)を測定して前後の変化を比較して有効性を示すことを目指して、実施するようにしていますが、期待するような結果がなかなか得られないこと、それ以前に再生医療を受けた患者さんの転院先やお住まいによっては、定期的に検査を受けていただくのが困難な場合が少なくないのが悩みです。

また、岡田先生からは、提供機関は予め提供計画上で、どのような評価を行って、その結果により、有効性や妥当性を判断する指標を定めているのが望ましいとのこと。反対に審査する側である委員会も提供機関側に有効性、妥当性を判断する指標となる検査や評価内容が定まっているかどうかを審査し、決まっていないときには、場合によっては変更届を提出することも含め、意見を提出するべきとのお話もあり、定期評価の重要性を再認識しました。

教育研修会は、質疑応答や意見交換が活発に行われるという点では、参加者が会場に参加しての開催の方がよいと思いますが、私共のように釧路から大阪に出張する場合、移動時間(3時間ほどの研修でも2泊しなければなりません)や費用等がかかりますので、オンラインでの開催は有難いものです。

今回参加できなかった委員にも次回は積極的にご案内したいと思っています。

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