臨床検査部の日常4

みなさんこんにちは。札幌西孝仁会クリニックの臨床検査部です。

クリニックの検査機器を更新しました。今回は新しい検査項目と測定方法が変更になった検査について紹介したいと思います。今年3月に(株)ロシュ・ダイアグノスティックスの免疫測定機器コバスe411を導入いたしました。

新しい検査項目は心不全の指標として測定するNT-proBNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N端フラグメント)です。今までも心不全の指標としてBNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)を測定しておりましたが、今回の変更によって採血量が少なくなりました。その他には、測定方法を変更した項目は甲状腺ホルモン検査であるTSH(甲状腺刺激ホルモン)、FT3(遊離トリヨードサイロニン)、FT4(遊離サイロキシン)です。いずれも検査項目と検査方法は連携病院である北海道大野記念病院と同じになっております。

特に甲状腺ホルモンの検査法は多くの甲状腺専門病院で採用されています。

NT-proBNPと甲状腺ホルモン検査3項目はそれぞれ分析時間が約20分ですので、当日結果を聞くことができます。検査のことでわからないことがありましたら、検査担当者に遠慮なくご相談ください。

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