インパクトのあった脊髄損傷の症例について

皆さんこんにちは。再生医療室の白水です。

今日の釧路は今期いちばんの寒さのようで、朝病院に到着した時の気温がなんと「5℃!」でした。うーん、いくらなんでも10月初旬でこの寒さはどうかと思いますが。北海道では急速に冬の足音が聞こえてきてるなと感じるこの頃です。

さて、昨日になりますが病院内で年に数回開催することにしている「再生医療チーム」(医師、看護師、リハビリテーション部、臨床検査部、放射線科、事務部等からなる再生医療を推進するための部門横断的なチーム)のミーティングを開催しました。内容は症例の報告を中心に、各部署からの発表形式で行われました。

再生医療チームミーティングの様子

今回の報告で個人的に一番インパクトがあったのが、受傷から約1年が経過した脊髄損傷の患者さまの例でした。この方は、幹細胞の投与から1週間程度は変化が無かったのですが、12日目には両足の指に表在感覚が現れ、13日目にはこれまで感じられなかった便意を感じることができたということでした。

これまで脊髄損傷の患者さまに対する再生医療では、受傷してから3-4カ月ほど経過した病期の方が多く、リハビリテーションの効果もまだ期待できるこの病期では何らかの改善が認められても幹細胞の影響と切り分けることは不可能でした。ですが、上記の症例は既に受傷後約1年経過していたことに加え、幹細胞の投与から2週間程度のタイミングで感覚が現れたことから、幹細胞投与の効果を直接的に見ることができた例なのではないかと思い、少し興奮しながら発表を聞いてしまいました。

この患者さまは既に退院されており、現在は地元の病院でリハビリ等に励まれていると思います。幹細胞投与の影響が少しでも長く続いて回復が進むよう願っています。

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