再生医療は安全か?

みなさん初めまして。釧路孝仁会記念病院の培養士の梅田です。今年から新入職員として働いています。入社してから今月で5ヶ月が経過しました。とてつもないスピードで5ヶ月も経ってしまいましたが、仕事についての勉強や病院内の部活動等で充実した毎日を過ごしています。

さて、ここ最近テレビや新聞を見ていると再生医療の法令違反についてのニュースがよく出ているので今回は再生医療の安全性について少し話をしたいと思います。

日本ではごく最近まで、臨床現場で治療として行われる再生医療をカバーする法律が存在せず、医師の裁量権で実施されてきた結果、死亡事故や失明など様々なトラブルが起きていました。そこで2014年に再生医療の安全性を確保するために法律の整備が行われましたが、法令違反のまま再生医療を行っている例があとを絶ちません。最近では法律に基づいた届出をしないで他人の「さい帯血」を患者さまに投与したことにより、再生医療安全性確保法違反の疑いで医師が逮捕されるなど、無届けでの治療や細胞培養の法令違反がおきています。このような行為は治療を受ける患者さまへの安全性や有効性が確保できないばかりか、再生医療の信頼性まで損なわれる可能性があり大変残念な気持ちになります。また、「釧路孝仁会記念病院の再生医療は大丈夫なのか?」と思われる方も多いのではないでしょうか。

まず、当院の再生医療は全国でも珍しい「脳梗塞や脊髄損傷の後遺症」「変形性膝関節症」などの疾患を対象としていますが、これらは全て前述の法律に基づいて疾患毎に治療の計画を厚生労働省へ提出・受理されています。

また、患者さまに投与することになる幹細胞の培養は院内にある培養施設(厚生労働省に届出済み)で、職員である「培養士」によって大切に培養する体制をとっています。

さらに、ニュースになっている「さい帯血」のような他人の幹細胞ではなく、患者さま自身の幹細胞を、オーダーメードで培養して使用しているので、副作用などの危険性はほぼ無いと考えられ安心して治療をお受けいただけます。

これからも私たちは高度な再生医療を行うことのできる国内でも限られた医療機関の一つとして、安全性の高い再生医療を患者様に提供していきたいと考えています。

資料請求や何か質問等ある方はメールフォームなども設けておりますのでお気軽にご連絡ください。当院の再生医療をよろしくお願いいたします。

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