患者様が安心してかかれる、患者様を安心してあずけられる病院をめざします
釧路孝仁会記念病院
看護部長 安部 まり子
釧路孝仁会記念病院は、脳卒中と急性心筋梗塞の急性期医療を担う指定医療機関として、主に釧路・根室管内の患者さまを24時間365日受け入れている急性期病院です。急な発症、生命への不安を感じる患者さまとご家族が、「安心してかかれる・あずけられる」病院であれるよう、「思いやりある看護」を提供できるように職員皆で日々研鑽しております。また、「職員が気持ち良く仕事が出来る」ように、自律した職員の育成とハラスメントのない職場作りを目指しています。
- ・地域の人々に信頼される、思いやりのある看護を提供します。
- ・職員が看護に誇りを持ち、気持ちよく働き続けられける看護部を目指します。
看護部理念
- 1.安全・安楽な看護・看護ケアを提供する。
- 2.職員全員で働きやすい職場を作る。
看護部目標
病棟編成（入院病床２３５床）
| 病棟名 | 診療科 | 病床数 | 看護・勤務体制 |
|---|---|---|---|
| 外来 | ２交代制 | ||
| ICU | 集中治療室 | １２床 | 2:1・２交代制 |
| SCU | 急性期の脳卒中(発症14日以内) | 1２床 | 3:1・２交代制 |
| ３階東 | 脳神経外科 | ４４床 | 10:1・２交代制 |
| ３階西 | 脳神経外科 | ３７床 | |
| ４階東 | 循環器内科 | ４０床 | |
| ４階西 | 心臓血管外科 | ４３床 | |
| ５階西 | 内科・整形外科・形成外科 | ４７床 | |
| 透析室 | ２０床 | 日勤 | |
| 手術・中央材料室 | 手術室５室 ハイブリッド１室 血管造影室２室 |
日勤・オンコール |
令和５年度 看護部教育研修一覧
理念・専門職としての知識・技術・心を育み、思いやりのある看護職を育成する。
目的 １．病院理念・看護部理念を理解し、釧路孝仁会記念病院職員としての自覚と責任が持てる。
２．専門職業人として知識・技術を向上させ、安全・安楽な看護・看護ケアが提供できる。
３．看護倫理を理解し、相手の立場に立ち尊厳を守った倫理的判断ができる。
目標 １．学生が将来、看護職を目指してくれるような魅力ある体験を提供する。
２．新入職員が職場に適応できるよう支援する。
３．医療チームの一員としての自覚を持ち、良い人間関係(協働する力)を構築できることを支援する。
４．看護職としての看護実践能力(ニーズをとらえる力・ケアする力・意思決定を支える力)の向上を支援する。
５．臨床看護の成果を院内外に発表する機会を支援する。
| 新人教育研修 | 目 標 | 1.コロナの感染状況に応じて、集合・WEB研修を計画的に準備し、新入者が計画通りに研修を受けられる 2.集合研修後に新人教育通信を作成・発行し、参加者に１年の頑張りや自己の成長を感じてもらえる |
|---|
| 現任教育研修 | 目 標 | 現任教育研修の企画・運営・評価を行い、各企画内容アンケートで評価が80％以上となる |
|---|
| 実施日 | 研修名 | ﾗﾀﾞｰLv. | 担当 | 研修目標 | 対象者 | 通信 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4月4日(火) | 感染防止策 | Ⅰ | 新人教育 |
1. 感染予防策とは何か理解できる 2. 看護職員として業務上必要な感染防止策を理解できる・N95マスクの装着方法を知る 3. 個人防護具の正しい使用方法および着脱ができる |
2023年4月入職の 新人・中途看護職員 |
完了 |
| 4月5日(水) | 技術研修バイタルサイン | Ⅰ | 新人教育 |
バイタルサインの取り方を学ぶ ① 意識レベル・瞳孔・運動機能 ② 呼吸・SPO₂・酸素投与・サクション ③ 脈拍・心電図モニター・12誘導心電図 |
2023年4月入職の 新人・中途看護職員 |
完了 |
| 6月2日(金) | フォローアップ研修Ⅰコミュニケーション | Ⅰ | 新人教育 |
1．社会人としてのコミュニケーションの重要性を知る 2．より良いコミュニケーションがとれる具体的な行動が見い出せる |
2023年4月入職の 新人・中途看護職員 |
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| 6月7日(水) | 技術研修 急変時対応① |
Ⅰ | 新人教育 |
1．ルーカスの使用目的、設置場所、運搬方法・使用方法を知る 2．酸素療法の種類（カヌラ、マスク、リザーバーマスク）を理解し準備・接続方法を知る |
2023年4月入職の 新人・中途看護職員 |
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| 6月9日（金） | 看護補助者研修 | Ⅰ | 現任教育 |
1. 看護チームにおける看護補助者の業務と役割を理解できる 2. 看護チームにおける看護補助者の基本的姿勢（倫理･守秘義務）を理解できる 3. 技術研修を通して、安全・安楽な移乗・体位を習得できる/p> |
看護補助者 2023年４月入職の 新人看護師・准看護師 |
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| 6月29日(木) | 褥瘡対策 | Ⅰ | 新人教育 |
１．褥瘡発生のしくみ・好発部位を知る/p> ２．褥瘡の予防：リスクアセスメント(褥瘡に関する診療計画書、OHｽｹｰﾙ評価)とマットレスの選択方法を知る ３．褥瘡の評価：DESIGN-R2020がわかる。 |
2023年4月入職の 新人・中途看護職員 |
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| 7月7日（金） | 卒後2・3年目研修 メンバーシップ |
Ⅱ～Ⅲ | 現任教育 |
１．昨年の当院の新人のインシデントデータから、新人が起こしやすインシデントと対策を知る ２．院内でのインシデント分類について理解する ３．インシデントの入力方法を学ぶ |
2023年4月入職の 新人・中途看護職員 |
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| 7月14日(金) | 医療安全 インシデント |
Ⅰ | 新人教育 |
１．昨年の当院の新人のインシデントデータから、新人が起こしやすインシデントと対策を知る ２．院内でのインシデント分類について理解する ３．インシデントの入力方法を学ぶ |
2023年4月入職の 新人・中途看護職員 |
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| 7月21日(金) | フォローアップ研修Ⅱ 多重課題 |
Ⅰ | 新人教育 |
1．多重課題への苦悩、困った事、悩みの共有ができる 2．優先順位の視点を学ぶ。 3．多重課題への対応を共有できる。 |
2023年4月入職の 新人・中途看護職員 |
完了 |
| 7月28日（金） | プリセプター フォローアップⅠ |
Ⅲ | 現任教育 |
1．指導上の疑問、不安、悩みを共有し問題解決の糸口が見い出せる 2．プリセプターとしての学びを振り返ることができる 3．プリセプティの成長を共有できる |
今年度プリセプター | 完了Click |
| 9月1日（金） | 卒後3・4年目研修 リーダーシップ |
Ⅲ | 現任教育 |
1. 組織理念・看護部理念を理解し、リーダーとしての役割を知る 2. リーダーシップとは何かを知る 3. 自部署の目標を達成するために必要な、自己のリーダーシップ行動を見い出せる |
卒後3・4年目の 看護師 准看護師 |
完了 |
| 9月22日（金） | 臨床倫理研修 看護で大切なことは何か |
Ⅰ～Ⅴ | 現任教育 |
1．臨床倫理の基本的原則について理解できる 2．看護実践における倫理の重要性を学び活かすことができる |
看護師・准看護師 看護補助者 クラーク |
完了 |
| 9月29日(金) | 技術研修 フィジカルアセスメント |
Ⅰ | 新人教育 |
1．急変時のフィジカルアセスメントが理解できる 2．急変時の報告のポイントを学ぶ |
2023年4月入職の 新人・中途看護職員 |
完了Click |
| 10月6日(金） | 技術研修 急変時対応② |
Ⅰ | 新人教育 |
1．救急カート内の物品を知り、使用目的が理解できる |
2023年4月入職の 新人・中途看護職員 |
完了 |
| 10月13日(金） | ヘルシーワークプレイス研修 | Ⅰ～Ⅴ | 現任教育 |
1. アサーティブコミュニケーションについて理解できる 2. アサーティブコミュニケーションを実践で活かすことができる |
看護師・准看護師 看護補助者 クラーク |
完了 |
| 10月20日(金) 10月27日(金) |
卒後2・3年目研修 重症患者に必要な看護技術 |
Ⅱ～Ⅲ | 現任教育 |
1. 酸素投与（気切・挿管患者）の準備と搬送方法を学ぶ 2. 呼吸器の準備と搬送方法、痰の吸引方法を学ぶ 3. Aラインの準備と管理方法を学ぶ 4. CVP測定方法を学ぶ |
卒後2・3年目の 看護師 准看護師 または希望者 |
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| 11月17日(金) 11月24日(金) |
卒後3・4年目研修) 重症患者に必要な看護技術 |
Ⅲ | 現任教育 |
1. DC・AEDの準備と使用方法を学ぶ 2. NPPV（BIPAP、ネーザルハイフロー）の準備と使用方法を学ぶ 3. 体外式ペースメーカーの設定や管理を学ぶ |
卒後3・4年目の 看護師・准看護師 または希望者 |
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| 11月10日（金) | 看護管理者研修 看護管理者に必要な 人材育成 |
Ⅴ | 現任教育 |
1．組織の中で看護管理者に求められる役割を理解する 2．人材育成能力を高めるために必要な今後の課題を見い出せる |
課長・係長、または その任にある者 |
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| 11月30日(木) | 薬剤の知識 | Ⅰ | 新人教育 |
１．インシュリンの種類・用法・副作用の理解、単独ルートで投与する薬剤、薬剤の管理（冷所・金庫）を知る ２．麻薬・向精神薬・劇薬・毒薬の種類と副作用、取り扱い方法を学ぶ ３．ハイリスク薬を知る |
2023年4月入職の 新人・中途看護職員 |
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| 12月8日（金) | プリセプター研修Ⅰ 初めてのプリセプター |
Ⅲ | 現任教育 |
1．組織の理念と人材育成の考え方、教育体制について理解できる 2．プリセプターシップを理解できる 3．プリセプターの役割が理解できる 4．プリセプター像を描くことができる |
次年度プリセプター 課長推薦がある人 |
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| 12月15日(金) | 技術研修 清潔操作 |
Ⅰ | 新人教育 |
清潔・無菌操作の方法を理解できる ① 滅菌物の取り扱い ② ガウンテクニック ③ 滅菌手袋の装着方法 |
2023年4月入職の 新人・中途看護職員 |
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| 1月12日(金) | 技術研修 急変時対応③ |
Ⅰ | 新人 教育 |
1．気管内挿管の使用物品、介助方法が理解できる 2．バックバルブマスクの使用方法が理解できる |
2023年5月入職の 新人・中途看護職員 |
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| 1月19日（金） | プリセプター研修Ⅱ 新入職員受け入準備 |
Ⅲ | 現任教育 |
1．メンタルサポートの方法が理解でき、新人の悩みに寄り添う力がつく 2．プリセプター間での悩みの共有方法が理解できる |
次年度プリセプター 課長推薦がある人 |
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| 2月3日（金） | プリセプター フォローアップⅡ |
Ⅲ | 現任教育 |
1．プリセプターとして自己の成長を知る事ができる 2．プリセプターの役割を通して、今後の課題を挙げることができる |
今年度プリセプター | |
| 3月8日(金) | フォローアップ研修Ⅲ | Ⅰ | 新人教育 |
1．リフレクションとは何かを学び、1年間を通しての実践活動を発表し共有できる 2．グループで次年度の抱負を話し合い、発表し共有できる |
2023年4月入職の 新人・中途看護職員 |
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| 4月3日(水) | 新入職員研修1回目 感染防止対策 |
Ⅰ | 新人教育 |
１．標準予防策とは何か理解できる ２．看護職員とし業務上必要な感染防止対策を理解できる ３. N95マスクの装着方法を知る ４．個人防護具の正しい使用方法および着脱ができる |
2024年4月入職の 新人・中途看護職員 |
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| 4月 日( ) | 新入職員技術研修 2回目 バイタルサイン |
Ⅰ | 新人教育 |
(仮）意識レベル・瞳孔・運動機能のとり方を知る |
2024年4月入職の 新人・中途看護職員 |
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| 4月 日( ) | 新入職員技術研修 3回目 看護技術 |
Ⅰ | 新人教育 |
(仮）採血・血糖測定方法を知る |
2024年4月入職の 新人・中途看護職員 |
|
| 4月 日( ) | 新入職員技術研修 4回目 看護技術 |
Ⅰ | 新人教育 |
(仮）心電図モニター・12誘導心電図の使用方法を知る |
2024年4月入職の 新人・中途看護職員 |
|
| 4月 日( ) | 新入職員技術研修 5回目 看護技術 |
Ⅰ | 新人教育 |
(仮）サクション・口腔ケアの方法を知る |
2024年4月入職の 新人・中途看護職員 |
教育体制
釧路孝仁会リハビリテーション病院
看護部長 杉崎 幸恵
釧路孝仁会リハビリテーション病院は、根釧地域唯一の回復期リハビリテーション病院です。患者様が在宅復帰を目指すためにチーム医療を実践し、患者様が安心してリハビリ・療養できる環境作りに努めています。また、寄り添い支えていくことが私たちの役割と考え、看護の力を発揮できる職場作りにも取り組んでいます。
- ・一人一人の尊厳と権利を尊重し、優しさと思いやりの看護を実践します。
看護部理念
- 1.倫理観を持ち、患者さまの医師を尊重した看護を実践します。
- 2.人財育成と自己啓発・研鑽を行い、安全で室の高い看護を提供します。
- 3.働きやすい職場づくりに努めます。
- 4.病院経営への積極的な参画をします。
看護部目標
病棟編成（入院病床１３５床）
| 病棟名 | 病床数 | 看護・勤務体制 | |
|---|---|---|---|
| 2階南 | 一般病棟 | 42床 | 15対1看護・勤務体制：2交代制 |
| 2階東 | 回復期リハビリテーション病棟 | 48床 | 13対1看護・勤務体制：2交代制 |
| 3階 | 回復期リハビリテーション病棟 | 45床 | 13対1看護・勤務体制：2交代制 |
認定看護師
日本看護協会 認定看護管理者
日本看護協会 認定看護師
専従の感染管理認定看護師としては、すべての職員が日々の業務の中で必要な感染対策を理解し、継続して実践できることを目指し相談や教育・指導を行っています。また、院内だけでなくこの地域の感染拡大防止のため、地域内の他の医療機関とも連携しています。
私の主な活動は、週1回、形成外科医と褥瘡回診を行い、褥瘡、失禁関連皮膚炎（IAD）・PEG周囲などの皮膚トラブル、スキン－テア、医療機器関連圧迫創傷（MDRPU）、下肢病変患者など診ています。ストーマ（人工肛門）は、入院中の患者さまの皮膚トラブルの発生などでコンサルテーションを受け相談に応じています。
院外活動は、孝仁会看護学校の非常勤講師として、排泄基礎と創傷管理の講義を担当しています。
＊皮膚・排泄ケア認定看護師は1名で活動しており、「自分も認定看護師になりたい」と目指す後輩が現れてくれることを願っています。
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